nanohana orimono 立ち上げ

自分の名前の由来から、nanohana orimonoに決定。
ローマ字表記にすると、丸っぽくてかわいらしいのも気に入っています。

私は、形から入るタイプ。
名前が決まったら、次はロゴ!
季節はちょうど春。菜の花を摘んできて、お絵描き。


ロゴができたら、名刺、ホームページ、ネットショップ、YouTube。。。
眠っていた一眼レフカメラも取り出してきて、写真の練習。。。
ちょうどコロナ禍で時間があったのもあり、着々と準備。

さて次は、何を織る?
手つむぎ糸を肌で感じてほしい! 
ということで、ストールに決定。
使ってみた感想は、ふわっと軽くて温かい。
首に巻いても、重さを感じないので疲れません。
ちょっと汗ばむ季節でも、速乾性があるのでサラッとベタつくことなく心地よし。
使い込むほどに、糊が抜けて柔らかくなる結城紬。
長く愛用いただくことで、変化を楽しんでいただけるストールなのですが。
販売のノウハウがないので、必要としてくれる方になかなか巡り会えない。。。
まあ、焦っても仕方ないので、気長に待つことに。

さて、結城紬は、分業制。
私は、織りしかできないので、織りまでの下ごしらえは「機屋」さんにお願いします。
ある時、「手つむぎ糸が手に入りにくいから、ちょっと時間かかるよ」と言われて。
うーん。産地の状況を考えると、手つむぎ糸が減少していくことは確実。
糸とりといえば、縁側でおばあちゃんが日向ぼっこしながら糸をつむぐイメージですが。
時代は変わり、そんな光景は昔話の世界。

糸とりって、真綿から糸を引き出してはつむいでいく、なんとも地味な仕事なのですが、
無になれる時間でもあり、ラジオを聴きながらリラックスできる時間でもあり。
ストレスフルな時代の息抜きにぴったり🎶
そうよ!糸がないなら、取ればいいじゃない?という発想で糸とりから始めることにしました。

手つむぎ糸の単位は、「おぼけ」と呼ばれる桶一杯分=1ぼっち(約100g)で取引されます。
1反の着物に必要な糸量は約7ぼっち。
ちなみに、私が1ぼっちの糸とりにかかった時間は約70時間。
1ぼっち(70時間)×7=1反分の糸とり時間(490時間)
こりゃ大変だわ。
でも、急ぐ必要もないし。
ちょっと立ち止まって考える時間もできて、ちょうど良いです。

糸をつむぎながら、思うこと。
蚕を育て、真綿を作り、糸をつむいで、機を織り、着物に仕立てる。
急ぎ過ぎてる世の中に、緩やかなブレーキをかけられるのでは?と思う日々。
なにも、ぜーんぶ、昔ながらの手仕事に戻るわけではなく。
機織りでもいいし、裁縫でも、編み物でも。
衣服にこだわらず、DIYでも、家庭菜園でも。
衣食住って、もともとは、暮らしの中にあったのだから。。。
お金で、なんでも買える時代に変わったけど、
自分の手を使い、生きていくためのなにかを作る時間って大切だと感じています。

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