我が家から車で20分ほどの場所に、宍塚大池を囲む広大な里山が広がっています。10年ほど前、幼稚園児だった娘と自然観察会に参加したことがきっかけで、母娘の里山通いが始まりました。
娘は、大好きなイモムシ探しから始まり、キノコ観察会で大きな「アカヤマドリ」を見つけてからはすっかりキノコの虜に。
四季を通して親子で里山を楽しむ日々。里山に携わる方々から、虫のこと、植物のこと、山菜、木の剪定、里山の歴史など、たくさんのことを学んでいます。使われなくなった里山をボランティアというかたちで保全するスタッフ方には、感謝しかありません。
生活が便利になるにつれて、使われなくなった里山ですが、利用すること=保全だと感じています。里山って、食べ物の宝庫なんです。春は、フキノトウから始まり、タケノコ、セリ、ミツバ。夏が近づいてくると、桑の実やモミジイチゴ、雨が多いとキクラゲもたくさん。放置状態だった梅の木も、剪定を始めたら少し元気になって、たくさんの実をつけてくれます。秋になるとアケビ、ムカゴ、クルミ、柿に栗、寒くなってきたらヒラタケやエノキのシーズン。収穫ほど楽しいものはありません!
そして、里山は染料の宝庫でもあります。剪定した梅の枝、ニホンアカネの根、クサギの実やクルミの未熟な実、ヌルデの五倍子など。ふと、里山と機織りって繋がっているんだ!?と気が付いて「私がやりかったことはこれだ!」と嬉しくなりました。
里山には、桑の木もあります。蚕を育て、繭から真綿を作り、糸をつむぐ。里山の植物で糸を染めて、機を織る。一昔前までは、自然に営まれてきた流れに気付くのに、だいぶ時間がかかりました。やっと見つけた「やりたいこと」に向かって、進んでいきたいと思います。
